研究室紹介
1. 岡田研究室について
九州大学の国語学・国文学研究室は、国語学2名・国文学2名の教員による指導体制を取り、その中で岡田は中古文学(平安文学)専門の研究室を主宰しています。「堅実な文献学・訓詁注釈に立脚した実証主義」の学統を重んじつつ、作品内容の精緻な読解と、一次資料の徹底的な分析に基づいて、ミクロからマクロへの展開をモットーとした研究・教育を行っています。
☞経歴・業績は https://researchmap.jp/takanoriokada
岡田研究室では、教員の研究テーマに縛られることなく、各々が自由に抱く「素朴な疑問」をなにより大切にできる指導を心がけています。さまざまな疑問の中から、重要な課題をどのように洗い出すのか、それをどのように掘り下げて拡張し、高度な学術的問題へと発展させるのか、という方法論を丁寧に教授することで、研究者・中高教諭を初め、修了・卒業後のあらゆる社会的立場において応用のきくスキルを涵養します。
また、特に大学院以降においては、学会・研究会などの場を中心とした人脈形成に寄与することを大事にしています。隣接分野・他分野を含む全国の優秀な研究者とのネットワークを活かすことで、研究展開・キャリア構築の両面において、立地条件を不利としない教育を行います。
2. 大学院生・研究員
【博士後期課程】
・蓑津碧
【修士課程】
・石田来実
・國廣悠真
・馮宇
【同窓生】
小松明日佳(広島女学院大学専任講師) :2021専門研究員
千葉直人(九州大学専門研究員) :2023.3博士後期課程修了、博士(文学)
3. 国語学・国文学研究室への配属について
・国語学・国文学研究室への配属は、1年次2月に提出する「専門分野志望届」での希望に応じて、その時点のGPAによる順位付けで決定されます。2021年現在の受入可能数は18人です。
・受入可能数に達していないときに限り、専門分野を変更しての配属が可能な場合があります。
・配属後、2年次〜3年次は指導教員を決めることなく、国語学・国文学について広く学んでいきますが、将来的に中古文学で卒論を執筆したい人、大学院進学を検討している人は、早めに岡田へアポイントを取ることをおすすめします。